家具について|素材・手法・仕上げ・お手入れ

素材

MOGU-KAGUでは、広葉樹の無垢材を使った家具と雑貨を製作しています。
材種は主にチェリー、オーク、ウォールナットです。
(他の材種での製作も承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。)

無垢材とは、原木から家具に適したサイズに切り出しただけの純粋な木の塊のことで、自然な形に近い分、素材の力強さがそのまま家具の魅力になり、一期一会の木目はそのまま家具のデザインになります。

同時に、無垢材には収縮や反り、捻れといった特性もあります。

大切な資源を扱っていく上で、製品に形を変えた後も末永くお使いいただけるように、ひとつひとつ素材を見極め、デザイン、構造に反映させています。

チェリー(アメリカンブラックチェリー)

淡い紅褐色〜濃い紅褐色で木肌はきめ細かく、時間の経過とともに濃い飴色に変化し、深みが増します。(バラ科 産地:北米)

ウォールナット(アメリカンブラックウォールナット)

紫色がかった褐色でオイルを塗ると木目の縞模様がとてもキレイに現れます。(クルミ科 産地:北米)

手法

伝統的な組み手や仕口を軸にして、無垢材の伸縮や反りに対応した製品設計、製作をしています。
国内外の機械も駆使しながら、仕上げに近づくにつれて鉋や鑿といった手工具が主体となります。

仕上げ、オイルフィニッシュ

オイルフィニッシュの家具の魅力に、手触りの滑らかさがあります。
その下準備として木部を水拭きをした後、鉋をかけて毛羽立ちを取り除きます。
この工程が完成後の滑らかさ、持続性に繋がります。

MOGU-KAGUの製品はすべて植物性油分をメインに使ったオイルフィニッシュです。
オイルフィニッシュは木にオイルをしみ込ませる仕上げ方法で、表面を塗膜で被わないため、木の呼吸を止めることなく自然な状態に近い風合い、手ざわりの良さを感じることができます。
メンテナンスも容易で、経年変化しながら使い込むほどに艶を増していく仕上げです。
また、木、人、そして環境にも優しい仕上げです。

日頃のお手入れ

日頃のお手入れは、椅子、チェスト等の場合は乾拭きして頂ければ結構です。
テーブルの場合は、お食事後固くしぼったふきんでテーブルトップを拭いて頂ければ結構です。
水はじきが悪くなってきたりケバ立ちが気になるようになってきた場合は、別売りのオイルワックスを塗布することをお勧めします。
使用頻度にもよりますが、半年から1年に1度程度オイルを塗ってあげることでオイルが木に深く浸透しより丈夫な家具になり、さらに木本来の艶を出してくれます。
ご購入時または納品時に、より詳しいご説明をさせていただきます。